Information黒潮町の防災ツーリズム

太平洋に面した自然豊かな黒潮町は、クジラやイルカが近くに暮らし、カツオの一本釣り漁や天日塩など、海からの恵みとともに文化が育まれてきました。また、ホエールウォッチングやサーフィンなどの自然体験も人気の町です。
一方で、黒潮町には高さ34ｍという日本最大級の津波が想定されています。町では「避難放棄者ゼロ・犠牲者ゼロ」を目指し、官民一体となって様々な防災対策に取り組んでいます。
近年、日本だけでなく、世界中で大規模な災害が多発している中、私たちに大切なことは、「自分の命は自分で守る」ために、自ら考え行動する力を身につけることではないでしょうか。
黒潮町の防災ツーリズムとして提供するプログラムは、自然の恵みと災いの二面性を理解し、人と自然のつきあい方を学んでいただくものです。常に防災への高い意識を持ちつつ犠牲者ゼロを目指す町の人々の想いや取組について知り、また、あらゆる状況を想定した答えのない問題に対して意見を交わすことで、生存の可能性を高める柔軟な発想を身につけることもできます。