黒潮町ってこんなところ

黒潮町(くろしおちょう)は、「人が元気、自然が元気、地域が元気」を合言葉に高知県幡多郡「大方町(おおがたちょう)」と「佐賀町(さがちょう)」が合併し、平成18年3月20日に新しいまちとして誕生しました。
四国西南地域にあり、高知県西部の幡多郡(はたぐん)の玄関口となる町です。
気候は、年間平均気温17度、降雨量2800mm前後。この南国特有の温暖で雨が多い気候を活かした、施設園芸や花卉、水稲を中心とした農業や、シメジやシイタケなどの栽培も行われています。また、日本古来の伝統漁法でこの地域では営々と営まれている「土佐カツオ一本釣り漁業」が盛んで、近年は完全天日塩も代表的な特産物となっています。

人口約11,000人の小さな町に世界で一つだけの、そしておそらく世界で一番大きな美術館があります。それは、「私たちの町には美術館がありません。美しい砂浜が美術館です。」をコンセプトとした4kmの砂浜を「美術館」に見立てたもの。美しい松原や沖を泳ぐクジラ、流れ着く漂流物、浜で遊ぶ人々や暮らしの営みなどのありのままの風景のほか、初夏の「Tシャツアート展」や「シーサイドはだしマラソン」、秋の「潮風のキルト展」といった企画展など、各々に自由に見つけた作品を楽しむことができます。
4kmの砂浜から始まったこの町の美術館は、今、この町そのものを美術館にしています。

美しい砂浜や磯が続く海岸線と緑豊かな山々の広がる黒潮町では、自然資源を活かしたホエールウォッチングやシーカヤック・サーフィンなどのマリンアクティビティー、海の恵みを実感できる「天日塩づくり」や「カツオのタタキづくり」などの体験型観光と、土佐西南大規模公園を活用したスポーツツーリズムの推進により、県内外から多数の方が訪れています。
また、国内最大級の津波高34mが想定された町で育まれた防災文化を伝える防災ツーリズムにも力を入れています。